僕がかつて詠んだ短歌 s-akira


深夜、端末前 (2013年)

ひもかがみ おにのうつりしこんそーる われにむちうつは われにはあらず
氷面鏡  鬼の映りしコンソール  我に鞭打つは  我には非ず



湖面 (1994年)

こちふかば みなものぎんに かがやきて ぬばたまのゆめに なみうちましも
東風吹かば 水面の銀に 輝きて  ぬばたまの夢に 波打ちましも



飛鳥の猿石 (1993年)

すずしげな ふうらいぼうにつつまれて まだこんこんと ねむるさるいし
涼しげな  風来坊につつまれて  まだ昏々と  眠る猿石


俳句

2005年大晦日 

年越して 木べらに残りし 藷のすじ


2012年夏 

蝉しぐれ ゆらりとカラスの 影泳ぐ


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