取り留めのないメモ


●パッケージのアップ デートでTeXは一部手動設定になる。TeXのRPM
パッケージを更新することによってクラスファイルの位置が変わっ
ているのにもかかわらず、
/usr/share/texmf/web2c/texmf.cnf
が書き換えられず、正しく動かないことがある。RPMの更新手続きが
一部自動でなく、
/usr/share/texmf/web2c/texmf.cnf.rpmnew
などというファイルを作って終了している場合があるので、

  cd /usr/share/texmf/web2c/
  mv texmf.cnf.rpmnew texmf.cnf

として環境設定ファイルを置き換える必要がある。標準でないマクロ
をインストールしていた場合は、ディレクトリ構成を見てtexmf.cnf
を修正することになる。


●カーネルの設定には make menuconfig を使う方が良い。
make xconfig では以前の設定が失われたり、一度 make distclean
しないと正しく設定されないなどの問題も時折あるので、
make menuconfig を使用すべきだそうだ。


● スクロール機能付きマウスのスクロールがX上で効かないことが
稀にあるが、mousetest コマンドで解消されるらしい。


●lpr でテキストファイルを一定文字数で折り返して印刷するには、
fmtコマンドで整形してからlprに渡せばよい。すなわち、
fmt foo.text | lpr
短行連結を行わないとき(プログラムリストなど)を印刷するには、
fmt -s foo.text | lpr

● このところソフトウェアによっては ./configure が sizeof(int) や
sizeof(long long) を計算しようとして
error: cannot compute sizeof (int)
などというエラーになることも多い。しかし、 configure.in の
AC_CHECK_SIZEOF
に問題があるというわけではない。ただ単純に、

export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib
./configure

とすれば解決することが良くある。


●Cannon BJS330はS630等と同じくドライバー bj8pa06n.upp でほぼ正
しく動作するらしい。S300用と同じ設定でgimp-printライブラリを使う
方法では薄く印字された。(Fedora Core 3で確認。)


●ジャストシステムの一太郎 for LinuxをFedora Core 3 X86_64版で使
おうとしたが、SELinuxとprelinkを無効にしてもheapのエラーでインス
トールできない。カーネルを再構築しても駄目。結局、Fedoraのパッチ
が当たったカーネルでは駄目と判断した。カーネルlinux-2.6.15.2を取
ってきて、make menuconfigでconfigファイルだけFedora Core 3のもの
をloadし、コンパイルした。これに差し替えたところ、
SELinux と
prelinkを無効にしたら
ば一太郎をインストールで き、動作も問題ない。


●ElectricFenceとGMPは相性が悪い。
研究用プログラムで多倍長計算ライブラリのGNU MP (GMP)を使っていて、
デバッグ用にElectricFenceを使うと、速度の異常な低下やメモリの割り
当てエラーによるクラッシュが頻発した。環境はFedora 11 x86_64版で
ある。
-g -lmpfr -lgmp でリンクすると1.7秒で完了する計算が、
-g -lmpfr -lgmp -lefence では170秒もかかったり、メモリ割り当てに
失敗したりしている。
おそらく起こるべくして起こった現象でライブラリのバグではないと思
われるが、詳しい調査はまだ行っていない。

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