○LAN内のプリンターに、クライアントとして印刷するための設定

プリントサーバーがある場合や名前のあるネットワークプリンタがある場合は
/etc/hostsに追記する必要もなく、GUIの設定ツールに従うだけで印刷できますが、
名無しのプリンターが直接LANに接続している場合も多いようです。
[1] その場合、まず、/etc/hosts に、使用したいプリンターのリモートホストを記述します。
プリンター自体がイーサーネットを内蔵していてホスト名が不詳の場合は、
ローカルなホスト名を勝手に付けます。

(イーサーネット内蔵プリンタの /etc/hosts 例)
ここでは、元々localhost.localdomainというクライアントであるとして、
LAN内の、IPアドレスがxx.xx.xx.xxというイーサーネット内蔵プリンタを使うために
lplan.localdomainという名前を付けています。IPアドレスは知っている人に聞くか、
他のクライアントの設定を見ましょう。

127.0.0.1               localhost localhost.localdomain
xx.xx.xx.xx               lplan lplan.localdomain
あるいは、
127.0.0.1               localhost.localdomain localhost
xx.xx.xx.xx               lplan.localdomain lplan
勿論、プリンタがサーバや他のクライアントにつながっているのであれば、この様にはせず、
デーモンの動いているそのマシンのIPアドレスと既定の名前を使用します。

[2] 次に、GUIの設定ツールがある場合は、それを利用します。
printtool が普及しています。

[3] 設定が終われば、テストページを印刷してみましょう。
ただし、プリンタ自体の設定を、Linuxのフィルタがサポートする制御言語にしておく
必要があるものもあります。例えば、PostScriptでないレーザープリンタは、Windows
クライアントが通常使う制御言語と違う制御言語にプリンタを設定せねばならないもの
が多いようです。
やはり、PostScriptプリンタが安心して使えます。

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