両面印刷可能なPSプリンタに限定して書きます。

●PSファイルの両面印刷について

詳しくはPostScriptの市販マニュアルを参照して下さい。
PostScriptについて書くと、Adobe社及び出版社の著作権を侵害することになってしまうので、
最も簡単な両面印刷のフィルタについてのみ書きます。

以下の非常に簡単なシェルを例えば /usr/local/bin/PS-dupfilter として保存します。

#!/bin/sh
#第一引数が原本のPSファイル
psfile=$1
#長辺綴じ両面印刷のPS命令を出力
echo '%!'
echo '<< /Duplex true /Tumble false >> setpagedevice'
#元のファイルを出力
cat $psfile
すると、hogehoge.psの印刷を、

$ PS-dupfilter hogehoge.ps | lpr

で、未調整ながら両面印刷にできます。なお、短辺綴じ両面印刷にするには、上の例の
"/Tumble false"を"/Tumble true"にします。

ただ恐らくこれでは不十分ですので、公式マニュアルや書籍を参考にして改良して下さい。


※ところで、非PSプリンターでも、ゴーストスクリプトに渡す追加GSオ プションとして、
-dDuplex と -dTumble が使えます(それぞれ、両面印刷、短辺綴じにするためのオプション)。

※ブック印刷について
psutilsがインストールされていれば、あるポストスクリプトファイルfoo.psをブック印刷
できます。下の例は、一枚の紙に4ページずつ、次の順番で印刷します。
1枚目:表:4ページ(左)1ページ(右)、裏:2ページ(左)3ページ(右)
2枚目:表:8ページ(左)5ページ(右)、裏:6ページ(左)7ページ(右)
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○ PSプリンタを使っているときは、上のPS-dupfilterを"/Tumble true"に書き直し、
$ PS-dupfilter foo.ps | psbook -s4 | psnup -2 | lpr

○ GSオプションで両面印刷短辺綴じの設定にしてあるプリンタがlp3である場合、
$ cat foo.ps | psbook -s4 | psnup -2 | lpr -P lp3

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